もちっと横瀬米

もちっと横瀬米とは

鹿児島県霧島市牧園町中津川横瀬で栽培されるもちっと横瀬米はその味の良さから広く県内外で知られています。ミネラル分をたっぷり含んだ霧島山麓の湧水と寒暖の差が激しい気候が産み出した天下の名産であります。

この地で合鴨無農薬米を始めてから七年経ちました。合鴨をめがけて地上、空中から種々の外敵が襲いかかります。イノシシ、テン、イタチ、野犬は電柵を、また空からの外敵、トンビ、カラス、タカはテグスを張ることにより防ぎます。

合鴨には金と手がかかりますが楽しみもあります。田植えから一週間ほど経ってから合鴨の雛を田に放します。稲の生育と平行して合鴨が成長していくのを観るのは喜びです。稲穂の出る九月ころ合鴨を田んぼからひきあげます。そうしなければ合鴨が雑草、虫には目もくれずおいしい稲穂を突っつくからです。三ヶ月ほど陸で育て年末から年始にかけてお米をとって頂いているお客様に販売します。大地の恵みのもと大きくなった合鴨の肉はそれは美味ですので好評です。合鴨農法は米だけでなく田んぼでの牧畜業でもあるのです。

合鴨農法はこの他環境の保全にも寄与しております。一反の田んぼに1cm水をはると10tの水が溜まります。6cmですと60tです。放っておくと水は減ります。半分は蒸発し、半分は地下水になります。それを減水深といいますが一日に4cm減るとすると40t。20tは蒸発し20tは地下水となります。私たちは一町二反分(十二反)ほど耕作しておりますので毎日240tの水を作っていることになります。棚田のすぐ下にある集落地の枯れていた井戸に水が湧いてきたと聞き及んでいます。

七年も無農薬、無化学肥料で栽培しておりましたらなんとドジョウ、スッポン等が蘇ったのです。いったい今までどこに潜んで生息していたのでしょうか? 不思議でなりません。今では数十種の生き物が生息しています。日本の著名な生物学者も訪れるようになっています。今後とも環境保全のため、また安全安心の農作物をお届けするため努力してまいります。